本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]

胸元と腹の間あたりに、
ぞわりぞわり、と嫌ーな悪寒を覚えると、
来た来た、アレだ、
鬱
の症状。
多忙などのストレスで体力が消耗し、
気持ちが疲れてくると、
やってくる。
先週あたりから来てる。
だいたい、一年に二度か三度はこうなるのだ。
不定期な行事のようなもの。
こちとら、かれこれ十五年近くの付き合い。
ちゃんと月に一度、心療内科の主治医さんのカウンセリングを受け、
対処の仕方も学んでいる。
常時服用している薬をスライド式に増やしてゆく。
最初、ちょいと副作用で吐き気なども感じるが、
じきに収まる。
ここらへんのフットワーク(?)が我ながらベテランである。
数日して薬の効果が表われてくる。
今はそれを待ってるところ。
そんな折、なんというタイミング、
同じ町内に在住の俳優の萩原流行さんが
「Wうつ」(廣済堂出版)
という本を上梓された。
ご自身の体験記で、今も治療中とのこと。
へえええ、
時々、商店街などで萩原さんの姿をお見かけするが、
いつも、テンガロンハットのウエスタン・ファッションで
さっそうとガンマンのように闊歩している、
あの人が欝だったとは。
正直、かなり驚いた。
そうか、もしかして、
あのウエスタン・スタイルも、自分を鼓舞するためなのかもしれない。
鬱を撃つ!
しょうもないと思われるかもしれんが、
こういう姿勢が効いたりするのである、ホント。
あ、そういえば、俺も、
ガンベルトとピースメーカー(もちろんモデルガン)持っていたっけ。
しばらく付けてみるか。
晩飯。春巻、ナスの揚げ浸し、トマトサラダ、冷奴をあつらえてもらう。
健筆!献筆! 明日に向かって撃て! あ、それじゃ、ラストでアウトじゃん!
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