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■ 11月13日(月)
November 13, 2006 4:13 PM


 魔人・加藤、復活!
って、映画「帝都大戦」の最初の宣伝コピー。
で、酔死体の俺、復活!
「帝都大戦」のメイン宣伝コピーは、
戦争はこれからだ!
これ、東宝時代の俺の作。もちろん、「お楽しみはこれからだ」のパクリだよーん。
あ、別に戦争する気はない。その逆。


 元気になって、12日にお世話になった方たちへ遅まきながらの御礼のメールをお送りしたり、酔死中、チェックしてなかったメールやウェブやmixiなどに目を通し、返信したり、書き込んだり、いろいろ。
おおっ、西荻ブックマークのHPでは12日の「バカミス・トークライブ」の模様がアップされている。感謝感謝。
しかし三人並びの写真見ると、左から、ヒゲ(俺)、団長(小山正氏)、巨漢(杉江松恋氏)、まるで「安田大サーカス」のスタイル、「小山大サーカス」か「小山遊園地~♪」!
ここ↓
http://members.jcom.home.ne.jp/43zoo/nbm/nbm2.htm
 ややや、マイミクの久我さんは、コミュニティの方で詳細なレポートを書き始めておられる。感謝感謝。
あの狂喜の現場を再現するのは膨大なエネルギーがかかるかと思われますので、どうか、ご無理なさらないように。ホント、体は大切にしてくださーい。


 ふと、考えてみれば、小山正氏、杉江松恋氏、俺の三人並びの活動が開始されたのは、前世紀の1998年のことであったはず。
そうだよ、「この文庫がすごい!98年度版」(宝島社)の、
「我ら、ブンコレンジャー」のコーナーだ。
10ページ以上ものぶち抜きで掲載。バカミス、バカSF、バカエロ、さらにバカ・ノンジャンルと多岐にわたりバカ文庫本を怒涛の紹介と絶賛。
うへっ、俺ら三人の写真も大きかった! しかも、三人とも背広姿に、顔にはお面。
そう、顔にはお面、なのだ。縁日の出店とかで売ってるセルロイドの安っぽい(しかも版権無視だろう)ゴレンジャーのお面を付けてるのだ。
尋常じゃないよ、いい大人が。
しかも、編集後記を見ると、担当者がどのページよりも苦労したのが、ゴレンジャーのお面をみつけること、とある。
ロフトやハンズなど、どこへ行っても見つからず、流れ流れて、ようやく、浅草・仲見世に辿り着き、調達したらしい。改めて、ご苦労様でした。


それにしても、凄い文庫本ばかり取り上げられているけど、中でも、傑出しているのがエロ部門、その一冊で、乾輔康という官能作家の作品、
「影千家 甘媚な淫水」(マドンナメイト文庫)。
茶道には表千家と裏千家があるが、権力者たちにしか存在の知られていない影千家というのがあるという。
そこでは、政府要人や大企業家などが招かれ、一夜を通して、女性と茶の世界を愉しむ。
その女性が「では、お茶を」と着物の裾をまくり、織部茶碗などに、チロチロチロチロと・・・。
さらに、茶菓子は・・・・・。
それぞれ、薄紅茶、ゆず餅、と呼ばれている、ってさ。


 バカミス・トークライブと称して開催したのは、昨年12月、吉祥寺のミステリ専門書店「TRICK+TRAP」で、小山氏と俺で行ったのが第一回ということになる。
キャパ12人のまるで秘密クラブの集会。
やはり、怪しくアブナいネタが横行していた。
サルのミステリの歴史の話が、いつのまにか、皇室問題にまで発展し、途中で、ストップがかかる。
いやはや、店長には本当にご迷惑おかけしました。改めて謝罪。


で、今回の、11月12日(日)に行われたライブが第二回という位置づけになる。
こっちは、数々の新興宗教団体の建物に囲まれ、呪われた中央線のカード下という場所柄、「黒ミサ」という解釈でよいだろう。
今後、どうなるかは解らないが、「みうらじゅんといとうせいこうのスライドショー」を見習いたい。
あれも最初はマンションの一室のごく内輪の楽しみから始まり、十年もの歳月をかけて、だんだんスケールアップし、そして、2003年には武道館公演、そして、2004年にはお客様と共にスライドショー・イン・ハワイへと発展した。
それに倣い、こちらは世界各国のバカミス者たちの集う「万博」を目指したいと考えている、のは俺だけだろうなあ?


 世間の動向をチェックしていたら、ややや、秋田県、凄いことになってるな。
日本で、シンドラーのエレベーターの無い唯一の県なのに。それ以上のツケが回ってきている、というのか、洒落になんない。
またもや、畠山。
えっ、秋田県は鬼母の名産地だったのかえ?!
これじゃ、ナマハゲ、出来んよ。
包丁もって、「悪い子はおらんかーっ」、これ、祭りにならんだろ。



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