酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!




   始 末 書


■ 「アカバネン・グラフィティ」へのご案内
December 10, 2014 5:15 PM

高度成長の象徴か、昭和の徒花か、
ああ、赤羽台団地よ。
生まれて半世紀、老朽化に伴い、取り壊しとリニューアルが進行中。
55棟を誇る大いなる古(いにしえ)の全体像は夢幻と化してしまった。
団地観察マニアの間でも、「聖地の消滅」として惜しまれている。


かつて、筆者(霞流一)は、
新築されたばかりの赤羽台団地に約三十年もの間、生活していた。
その幻花の実像を知る生き証人。


果たして、巨大なコンクリート長屋の群れで、猛る時代と特異な環境にさらされ、
いかなる市井の非常なドラマが展開されていたのか?


往時のスウィートでスパイシーなメモリーを遡り、
団地を中心に赤羽という魔界を俯瞰しながら、
濃縮チクロのごときドキュメントを語ろう!
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