本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]

吉祥寺の南口に「バサラ・ブックス」という古本屋がオープンしていた。
ガロ系の漫画やサブカル系の書籍が主体のようだ。小さいながらも、充実している。
店内には、それらの本と共に、何気に、
コンドーム
のコーナーが設けられている。
忽然と、いろんなコンドームが置かれ、配列され、もちろん、売られているのだ。
この店が発行しているチラシ「バサラ通信」によれば、
AIDS予防や、望まれない妊婦に対する世間の意識が向上することを願い、
“例えば、文庫本を買う感覚で、コンドームをついで買いする、そんなお店の使い方をして頂けると嬉しいです”
ちなみに、コンドームの方はもちろん新品であった。
この「バサラ通信」、たかだか一枚のチラシに過ぎないが、なかなかエッジが立っていて、読み応えがある。
“今年、生誕百年のバサラ的な人”として、坂口安吾と、エド・ゲイン、を並べて紹介している。
エド・ゲインとはもちろん映画「サイコ」や「悪魔のいけにえ」のヒーローのモデルになったテキサスな人である。
また、編集後記には“この糞みたいなチラシ”と称し、“貴方のコヤシのようになったら幸い”と斜に構えるが、そのスタイルには嫌味が無く、好感が持てる。
そして、“この素晴らしき現代社会で、溢れる情報に漂流しない為には、[ものさし]というぶれない羅針盤が必要だ”と店のコンセプトを明らかにしている。
ちょいと応援したくなってくる。
(営業時間 12時~23時30分。月曜定休日。吉祥寺駅南口を出て、すぐの、狭い通りを三鷹方面に歩いて、三分くらい)
リメイク「犬神家の一族」の完成披露試写会が行われたらしい。
入場者には、記念に、あの「スケキヨ君ストラップ」を配ったのかな?
思うんだけど、スケキヨのグッズ、もっといろいろと作ればいいのに。
もう作っているのかな?
俺としては、是非とも、「スケキヨ・コンドーム」を提案したい。
そう、スケキヨのあの白いマスクのコンドームである。
想像してみなよ。
股間にスケキヨ。
なんか禍々しくて、勇ましいじゃないか。
魔羅魔羅しい、って言い方もあるかな。
たいてい、コンドームを装着する時は、男も女も気分が盛っていて、場のムードも高まっている。
しかし、コトが済んで、コンドームを外す時って、なんか空気がたるんでるよね。
だけども、スケキヨ・コンドームなら、そんなアフター・プレイまで盛り上げてくれるはず。
だって、映画を思い出してみなよ。
ほら、もっとも衝撃的なシーンって、
母親(旧作では高峰三枝子)が一族を前にして、息子に、
「さあ、スケキヨ、そのマスクを外して、お前の素顔を見せておやり!」
そして、スケキヨはマスクに手をかけ、ベリベリベリとゴムの音ナマナマしく外してゆく・・・。
あの名シーンだよ。
そう、あれを、プレイに取り込めるんだよ。
「さあ、そのコンドームを外しておやり!」
と女が叫び、男は魔羅魔羅しくベリベリベリと外してゆく・・・(ちょっと、乾いた頃がいいかもね、音が)。
コトの後でも、こんなに盛り上がれるんだ。
絶対に、「スケキヨ・コンドーム」、俺は売れると睨んだ!
それに、「スケキヨ」ってネーミング、なんか、女(スケ)を清めるって感じで、綺麗だし優しいじゃないか。
ゴムの厚さにランクがあって、「斧(よき)」「琴」「菊」。
「菊」はオカマさんたちによく売れたりするんだ。
ただ、スケキヨのマスクを模したコンドームだけに細工がかなり難しい。
発売当初の頃なんかは、コトが激しいと、破ける事故が多いかも。
それで、漏れちゃって、妊娠しちゃったりする。
生まれる赤ちゃんは逆子で、足からニョキって出てくる。
湖から二本の足が突き出しているみたいにねっ!
晩飯、生牡蠣が安かったので、レモン汁ふって、そのままツルン、美味なり。
イカとジャガイモの煮付け。
イカワタとゲソ、醤油と酒で合えて、焼く(帆立貝の貝殻を容器にして、そのまま火にかけると、見た目もいい。大きい貝殻はとっておこう。うちはもう三年間、使ってる)。
カブ、ワカメ、ミョーガのサラダ。
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