本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]

やってくれるね、ロシア。
プーチン政権と対立している人物が次々と殺害されてる。
KGB出身者にも団塊の世代がいて、最後に一花咲かせようとしてんじゃないか。
また、ベルリンの壁の崩壊と共に、世界中のスパイ小説作家は書きかけの原稿を破棄し、ソ連解体で作家を廃業したと言われている。
が、今回の一連の事件で、復活の光明が見えてきたぞ。
特に、元連邦保安局の幹部でイギリスに亡命したポリトコフスカヤ氏がロンドンで毒殺された事件。
英国の情報機関MI6が調査に乗り出している。
そう、あのジェームズ・ボンドが所属していたことになっているスパイ機関だ。
しかも、政府は国家有事に対応する担当閣僚による緊急会議を開く。その名も「コブラ」。
「コブラ」、だよ。このネーミング、めいっぱいエスピオナージュなムードを盛り上げてくれるではないか。
(あ、一昨日のことは忘れなよ、ほら、エアセックス・チャンピオンのコブラさんのことはね。←当[報告書]11/26参照)
まさに、「ロシアから愛をこめて」の世界が展開されようとしている。
折りしも、新作「007/カジノ・ロワイヤル」が公開。
なんか、すべてが、この映画の宣伝キャンペーンという謀略なのかもしれん。
最近は、製作委員会という多数企業の出資による映画製作方式が流行ってるからね。
映画のエンドロールで、ちゃっかし、イギリス、ロシア、MI6、FSB(ロシア連邦保安局)のロゴが並んでたりする。
それにしても、ロンドンでのポリトコフスカヤ氏の殺害。
寿司バーで毒殺だって。
おい、マジックハンドで掴むみたいに、意外な方角から、日本を巻き込むんじゃねえよ。
ロシアめ、日露戦争のこと、いまだに根に持ってんのか。
こんな時にビミョウな復讐すんじゃねえよ。
何だか、寿司=危ない食い物、みたいな図式がイメージ付きそうじゃないか。
でも、まあ、日本のマグロの捕獲量が制限されそうだったから、これで、外人ドモがマグロ食わなくなってくれりゃ、災い転じてナントヤラだ。
しかし、ロシアって国は、面の皮、ぶ厚いよ。
あれだけ、プーチン政権を批判した人間が続けざまに謎の死を遂げてるんだ。
誰がどう見たって、暗殺にロシアが関与しているのミエミエじゃねえか。
なのに、頑強に否定しやがって。
まるで、ガキが万引きバレた時、ポケットから盗品が覗いているくせに、
「ボク、盗ってないもん。盗ったけど、盗ってないもん」
なんて、ワケの解らない言い訳してんのと同じだぜ。
だいたい、プーチンなんてふざけた名前しやがって、いかにも、ガキ向けのアニメ番組に出てきそうな名前じゃねえか。
ん、だから、合ってるのか、ガキの万引きでいいんだな。
しかし、ロシアって無駄にだだっ広いだけあって、大雑把な国だ。
シベリア鉄道なんて、3日間、風景変わらないらしい。
考えてみりゃ、文化も、そう、例えばブンガク、
「戦争と平和」「罪と罰」
タイトルからして大雑把だろ。
だいたい、「罪と罰」って、金貸しの婆さんを、貧しいけどインテリな青年が殺害しちゃう、さあ、これは果たして有罪と言えるのだろうか?だってよ。
んなもん、有罪に決まってるだろが!
それを、難しい言葉を重ねて哲学にしちゃっただけで、要するに、また、ガキの万引きの言い訳なんだな。
もう、これ、ロシアのお家芸といっていい。
大雑把といえば、八十年代に、ロシア(ソ連)でテレビの画面が爆発するという事故が相次いだ。
それも、9000件!
そこまで、放っておくかよ。
チェルノブイリ事故なんかは起こるべくして起こったわけだ。
ロシアじゃ、屋外の水道をひねるとウォッカが出てくるって聞いたことある。
アルミカップが置いてあって、鎖でつながれているんだって。
カップ置いておかないと、そのまま口をつけて、いくらでも飲んじゃうかららしい。
大して役に立ってると思えんけど。やっぱし、そういうとこも大雑把なんだな。
昔(俺が高校の頃)、冬季オリンピックの、フィギアスケートでの出来事。
ロシアの男女ペアの演技。
回転などアクションが激しすぎて、女性のパンツがズレて、右の尻がめいっぱいはみ出てしまった。
ハミ尻どころか、もはや、半ケツ。
演技を続けながら、ロシア女はどうにか隙を見て、パンツの位置を直そうとする。
が、ぴっちし食い込んじゃって、まったく無理。
で、結局、最後まで、半ケツのまんまだった。
華麗なポーズでフィニッシュのスタイルを決めたけど、しっかり、半ケツ。
以来、俺は、ロシアってイメージは、雪のように真っ白い半ケツなんだよな。
晩飯。月末は冷蔵庫の残り物の整理。あらゆるものを鍋に入れるけど、キリタンポだけ買ってきて、それらしく整える。
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