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■ 12月10日(日)
December 10, 2006 1:18 PM


 録画しておいた「タモリ倶楽部」を晩飯後に見る。
(金曜深夜いつも既に就寝状態なので、リアルタイムでは見れないのだ)
脚立の特集。
脚立だけで、あれだけ番組を持たせるとは、(まあ毎度カンシンしているが)、カンシンすることしきり。
うちに、脚立が一台あることが、凄く嬉しくなってしまった。
二つ折りになっているのを、伸ばせば、梯子になって、かろうじて二階上の屋根に届く。
しかし、庭には、番犬ハチ君がいるので、それをやったことがない。
ハリイ・ケメルマンの短編「梯子の上の男」の印象が頭にこびりついているせいである。
(早川書房刊・短編集「九マイルは遠すぎる」参照)


 福岡の回転寿司に強盗が入った。
「金を寄こせ!」
強盗の要求に、店員はつい、いつものクセで、現金を回転コンベアーに載せた?
じっと、それを待ってる強盗、カワイイ。


じゃ、チェーン居酒屋だったら、
「金を寄こせ」
「喜んでーっ」かっ。


その強盗が襲った寿司屋、やはり、店名で選んだのだと思う。
「すし大臣」って店らしい。
ナルホド、「小僧寿司」とか「桃太郎寿司」より、金がありそうだもの。


 横浜の焼肉屋では、暴力団組長が刺殺された。
左胸部をナイフで刺されたらしい。
ちゃんと、ハツを焼いてる最中だったって?


 ロシアの病院でまたもや火災。しかも、またもや放火らしい。
昨日の麻薬中毒者治療病院に続いて、こんどは、精神病院。
かなり主張の強い放火魔だと思う。 


 昨日の[報告書]に記したけど、中国の広東省で売春婦100人が逮捕され、なんとも、「市中引き回しの刑」に処せられた。
彼女たちは貧農で食っていけず、やむを得ず、風俗の道に入った者ばかり。
同情と抗議のメールが市当局に寄せられている。
そして、問題の刑、実に強烈ないびつさである。
引き回された女性たちは、口元を隠すマスクを付けられたものの、実名・出身地が公開。
しかも、中国では「ポルノ」を意味する黄色い服を着せられた。
そうなのか! 
黄色い服って、そういうものなのか!
じゃ、中国で映画「死亡遊戯」が公開された時(されたなら)、
黄色いトラックスーツのブルース・リーって、いったいどんなふうに思われたんだ?
凄く猥褻なカンフー使いが奇声を発して、二メートルの黒人と戦う、そんな映画だったのか。
中国人の黄色い服への認識について、ブルース・リーは知らなかったのか?
それとも、敢えて、誤解されるように(エッチな映画だと思わせ、観客動員を狙って)、ああした格好をしてたってことか?
「死亡遊戯」というタイトルの意味が変わってくる。
調べれば、意外なところから「死亡遊戯」の真の価値が見えてくるかもしれない?
映画史も少し変わるかもしれない?


 昨日、「破家(バカ)」について記した。
その話は、先日、「国立リヴァプール」で行われたミステリの集いでも語った。
そうだ。
あの時、お客様に配ったチラシに掲載されたコラム(もちろんバカミスについて)を[始末書]の方に転載するとしよう。
ここしばらく、[始末書]を更新していなかったしな。
うん、近いうち、「アカバネん・グラフィティ」「頭狂国際映画祭」「ラーメン爆物館」なども、[始末書]にまとめてみるとしよう。


 晩飯。ポトフ(家内は洋風おでんと命名して作っている)。ヒジキの煮物。昨日のタイのアラと大根の煮付け。



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