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■ 12月25日(月)
December 25, 2006 1:19 PM


 吉祥寺図書館へ、本を返却に。
そのまま、しばらく、資料を探し、読む。
或る医療関係の図解入りのものを求めていたんだけど、結局、適当な本は見つからず。
西荻図書館の方で先日リクエストしておいたものを待つとしよう。
「週刊アスキー」があったので、飯野文彦センセーのホラーを読む。
ますます、スパイシーでデンジャラスでいいなぁ。このセンセーの作品、クセになる。
来年、早々に、呑みながら、お話を伺うとしよう。
ライブでイイノ、酒が回りそうだ。


クリスマスで吉祥寺はごった返している。
三菱UFJでは、行列が宇宙竜ナース(ウルトラセブン参照)みたいに渦巻いていて、尻尾の方が道路にまではみ出していた。
ので、金をおろすのをあきらめる。どうせ、大した買い物ないし。


新星堂で1500円のDVD買っただけ。
店内で、物怪観光会長にして妖怪イラストレイターの天野行雄さんに遭遇する。
二人とも岡山出身という因果者、だから、偶然バッタシ会ってしまうのだろう。
年末の挨拶と、ちょいと立ち話。
天野さんはの実家は、近々、倉敷に店をオープンさせるらしい。
当然、妖怪グッズも置く、とのこと。楽しみだなぁ。
岡山県は、横溝正史さんといい、岩井志麻子さんといい、末井昭さん(?!)といい、やはり、ホラーの聖地なのであった。


昼飯を蒙古タンメン「中本」吉祥寺店。
いちばん辛いヤツを食う。
最初、喉がヒリヒリしてスープ飲めん。
周囲でも、咳き込んでいる客が多い。俺と同じことやってる。
後半、ようやく馴れて、というか麻痺して、飲めるようになる。
クセになる辛さで、また、食ってしまうだろう。
しかし、こうして書いている今、腸の先っぽのの方がカッカッとしてる。
今宵は忘年会だというのに、しかも、場所は、カレー屋で。


 巨人ファンにとって、最も恐ろしい言葉、それは、
「新外国人」。
また、何やら、スカウトしてきてしまったらしい。
その名も、
デーモン・ホリンズ。
デーモンなホリエモンで、しかも、出身チームは「デビル」レイズ。
もう、G党の悲鳴が聞こえてくる。俺も痙攣してる。


 やいっ、TBSとテレ朝!
怒るぞ! おいっ!
カンニング中島さんの告別式の報道について、だ。
ちゃんと長い時間をとってオンエアしていた。それはとても良いことである。
芸人の旅立ちなのだから、大勢の視聴者に見送られた方がよいのだから。
しかし、しかし、両TV局もデリカシーが無さ過ぎ。


まず、TBS。
奥様の中島真奈美さんが、喪主としての挨拶をされている途中で、いきなり、ブチッと切って、CMを流しおった。
タイミングを配慮しろよっ!
あんまり腹が立って、すぐさま、チャンネルを変え、テレ朝に。
うん、しめやかな告別式の模様を丁寧に編集し、オンエアしている。
そして、喪主の奥様の挨拶。
ここでも、またまた、ブチッと切って、CM入れおったっ!
信じられん。


しかも、しかも、両TV局とも、そのCMが、同じ、
ズワイガニの剥き身セットの通販、
なんで、そうなるんだっ? そろいもそろってっ!
念のために言っておくが、ズワイガニに罪はない。
あくまでも、両TV局の編成の問題であるからなっ!
謝罪しろっ、奥様に。
その後、ちょっとだけでいいから、ズワイガニにも。


 地元の古書・音羽館で、店頭の百円コーナーに、横溝正史の角川文庫ジュブナイルが五冊あったので、購入。
レジでタウンペーパー「西荻丼」も貰う。
今年、逝去された町内の著名人、丹波哲郎さんへの追悼文が掲載されている。
丹波邸の前の道を、地元では、「丹波通り」と呼ぶが、御本人が命名したらしいとの説がある。
また、丹波邸の屋上にはヘリポートが設けられているらしい、という噂がある。
どちらのエピソードも、実に、らしい話で、微笑ましい。
氏の豪放でユーモラスな一面をもつお人柄がしのばれる。
そうした丹波神話が綴られた暖かな文章にすこぶる感慨を深くした。
寄稿されたのは、「ユリイカ」などで活躍されている木村カナさん、地元の方である。
いいものを読ませていただきました、ありがとうございます。


 贔屓の魚屋さん「魚多」で、キンメダイをぶつ切りにしてもらい、ちり鍋で晩飯。
キンメの出汁は白菜を実に美味しくする。
そして、雑炊は品がいい味なのに、しっかりと舌に乗り、言うことなし。



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