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■ 12月27日(水)
December 27, 2006 2:00 PM


 ピーッ、ピーッ、ピーッ・・・・・・、風呂のコントロール・バネルから発する電子音が止まらない。
朝、早速、家内が「エネスタ」へ電話。
昨夜の雷雨の影響で、多くの家々でいろんな被害があったらしい。そのため、かなり立て込んでいる模様。
午後二時近く、「エネスタ」のスタッフさん到着。
「こんな症状は見たことないですね。さっきの家のもそうでしたけど。この町内は珍しい現象が多いですよ」と首をひねっていた。
しかし、
「外のガス器具用のブレーカーをリセットしたら、すぐに直りました」と、また、首をひねっていた。


電子音が消えて、ようやくホッとする。
善福寺と西荻の一帯は、なぜか、雷の放電に敏感な土地らしい。
雷雲が通過しただけで、その経路に沿って、家や建物が異常きたし、地図上で見ると綺麗に一直線に並んでいたこともあったという。
不思議な土地だ。
そう語って、また、「エネスタ」の人が首をひねっていた。


このことと、町内にオカルト・スポットが多いことと何か因果関係があるのかいな。
丹波哲郎さんの邸宅を筆頭に、天理教支部、真光の業、幸福の科学、オウム(アーレフに改称)西荻道場などなど、あの世とこの世の境界みたいな土地だからな。


 とりあえず、原因は解明され、風呂は直り、緊急の際に素人でも試みることが可能な対処方法を教えてもらった。
一安心。
ところが、こんどは、人間の方が異常事態発生。
家内がダウンしている。
ノロ・ウィルスか風邪か年末の疲労か、軽い呪いか、こっちが原因不明。
とりあえず仕事を休み、床に伏せる。
番犬ハチ君は外にいても解るらしい。一日中おとなしく、心配そうにしていた。
夜、ようやく、家内が軽く晩飯を食べているのを見て、ハチ君、動きが活発になる。
安心したのだろう。
俺はボール投げに付き合わされた。


 毎年、年賀状に記す、「この事件がすごい!」、今年のバカ・ニュース報道のトップ10、が決定した。
今、原稿にしているところ。
当HPでは、「成人の日」に発表する予定(折角なので拡大版で)。
あ、以前だったら、1月15日ってことだよな。
母親の誕生日やんけ。
バカニュース・トップ10を親の誕生日に発表するなんざ、とんだバカ息子だ、俺。
あ、そういえば、父親の誕生日は4月1日。
エイプリル・フール、四月馬鹿やんけ。
なるほど、辻褄は合っているじゃないか。
バカミスを書くことは運命付けられているらしい。


あ、宝島社の編集Sさんから留守電、入っていた。
「バカミスじゃない!」の原稿の進行具合いかがでしょうか?
はい、仕上がってます、頭の中で。
今、探しているところです。しばし、お待ちくださいませ。


 晩飯。
野菜の五目煮。麩を入れると、野菜エキスの染み出た汁も無駄なく、すっかり腹に収められる。
辛酢モヤシ。モヤシをさっと湯通し、すぐに冷やし、よく水を切る。三杯酢、トーバンジャン、胡麻油で合える。
キンピラゴボウ。
野菜尽くしで、体内の掃除。アルコールも抜く。年末年始に備えるのだ。



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