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■ 4月30日(木)・2009
April 30, 2009 7:55 AM


 録画しておいた「探偵Xからの挑戦状!」を観賞。
今回は、
芦辺拓さんの「森江春策の災難」。


ダイナミックなトリックに、
騙されたぜっ、カイカーン!
活字で読んでも凄いけど、
映像で、しかも、この番組企画だと、
さらに効果的。
メディアとのまさに巧妙なコラボ、
しかも、有機的な、コラボと言えよう。


冒頭、ナビゲート役の竹中直人さんが、
タマネギについて言及。
このイメージトーンが、
ドラマ映像に活かされていたように感じた。


ブラインドの影や、
レトロな建物の壁面、
まだ、階段や廊下のショットで、
幾度も縞模様を見せているのは、タマネギの断面を髣髴させる。
また、茶褐色やセピア光の多様は、
タマネギの表皮。


そして、
中身の中に中身、さらに、その中に中身、
といったトリッキーな構造も、
むいてもむいても、まだまだタマネギ、
そんなイメージとシンクロする。


言い換えれば、さまざまな映像(カット)に、
手掛かりを暗示しているのだ。
目に見えるサブリミナル効果か。
その意味でも有機的なドラマの造作を楽しむことが出来た。


 夜は、「戎(えびす)」北口店で軽く。
いつもより一杯少ない。まだ、本調子ではない。
でも、着実に元気を取り戻しつつある。大丈夫だ。


「芦辺拓さんの愛犬の名はトリック君だよ、ホント」キャンペーン中!
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「ロング・ドッグ・バイ」




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