本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]

■ 11月28日(土)・2015
November 28, 2015 10:28 AM
テレ東「アド街」で
ゴールデン街を紹介している
のを見てたら、
あれこれ懐かしいメモリーが脳裏をよぎったよ。
ゴールデン街と言えば、
学生時代に
ワセダミステリクラブの
いろんな個性的な先輩方(怪人とか病人とか廃人とか)に
いろんな個性的な店に
連れて行ってもらったものである。
中でも強烈なインパクトの店は
二階が四畳半くらいの
ちっちゃな座敷なんだけど、
どう見ても
普通の民家の二階
としか思えない様相のもの。
そのまま
誰かが住んでいる感じ。
茶箪笥とかテレビとか押入れとかあったし。
そして、
畳に隅の方に
三十センチ四方くらいの
穴
が穿たれていて、
そこから
先っぽにカゴの付いた
ロープを垂らして
酒や肴を
もらうシステムになっているのだった。
オーダーする時は
穴から
一階に声をかける。
だから、
一階で飲んでいると、
いきなり
天井の穴から
人の顔が出現して叫ぶ
という
奇怪なシーンに遭遇して
悪酔いするやもしれない。
ああ、あの店、
店名も覚えてないけど、
今もあるのかなあ、もう無いだろうなあ。
晩飯。鱈ちり鍋、仕上げは雑炊。ブリ刺身。
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